オリエンタルゆりとOTゆりの違い
オリエンタル(東洋)ゆりとは、ヤマユリやカノコユリ、タモトユリなど主に森林に自生しているゆりを交配して作られた品種群です。
OTゆりとは、オリエンタルゆりとトランペットゆりを交配して作られた品種です。トランペットゆりは、中国原産で月に1度しか雨が降らなくても生きていけるくらい丈夫な品種です。
オリエンタルゆりとOTゆりが同列に売られている環境をよく目にしますが、OTゆりは繊細なオリエンタルゆりに強烈に丈夫なトランペットゆりの血が混ざっています。
トランペットゆりの特徴は、しなやかさが少なく蕾が折れやすいです。今ではOTゆりの育種も進み、花の美しさ、丈夫さなど、上手に両者の良さが生かされた品種が出てきております。
オレンジ色のOTゆりでゼルミラという品種があります。オレンジ色はトランペットにしかない色であるため、現段階ではトランペットの血が強いです。そのためしなやかさが少なく、蕾が折れやすいですが、とても美しい品種です。